アドビフォトショップCS6とエレメンツ13を比較
値段がかなり違うので、「フォトショップとフォトショップエレメンツはどこが違うの?」と、言う質問がとても多いです。言葉だけで説明しても分かりにくいので、Photoshop CS6と、Photoshop Elements13の違いを画面を見ながら、ご紹介します。
フォトショップはお仕事向け、フォトショップエレメンツはご家庭向けと言うことで、フォトショップの機能制限版との印象があると思います。
「フォトショップエレメンツのみの機能」というのもあるので、どちらがよいかは、ごらんになって判断してください。
(誤解がないように、以下は「Photoshop Elements」を「Elements」と表記します。)
1.カラーモードの種類
Photoshop CS6Elements13
*印刷所に渡す時にデータに必要な CMYKカラー
*画像を加工する際に使用する、16bit・32bit チャンネル
などが、必要ないようであれば、エレメンツでも問題ないかもしれません。
2.文字ツールのオプション
Photoshop CS6Elements13
Elements13では、文字ツールはパネルではなく、画像下部のツールオプションに表示されます。
文字間隔の変更は、日本語テキストオプションをクリックして、文字つめ(%)が指定できます。
*トラッキングなど細かい設定が必要であれば、Photoshopが必要でしょう。
3.保存できるファイルの種類
Photoshop CS6*PhotoshopCS6では、ベクトルデータ(パス)も扱えますので、EPSなども保存できます。
Elements13
*Elementsで保存できるファイルの種類は、かなり少なくなっています。
4.トーンカーブとカラーカーブ
Photoshop CS6Elements13
*エレメンツに搭載のトーンカーブの簡易版「カラーカーブ」では、
直接カーブを触らずに、スタイルを選択するかスライダを使ってカーブを移動させます。
5.Elementsでも出来る機能
PhotoshopCS6の機能で、エレメンツには搭載されていないと思われがちで、実はエレメンツでも出来る機能(笑選択範囲をアルファチャンネルとして保存
*アルファチャンネルのパネルはありませんが、エレメンツでも、メニューから「選択範囲」>「選択範囲を保存」を押して、選択範囲を保存し、呼び出してマスクとして活用できます。
↓エレメンツで選択範囲を保存して、PSDで保存したファイルを、PhotoshopCS6で開いてみると、アルファチャンネルとして保存できているのが、確認できます。
レイヤースタイルの変更
*レイヤースタイルは、プリセットから適用することしか出来ないと、思われがちですが、
レイヤー > レイヤースタイルから、一部機能が設定可能です。
アクションの読み込み
*アクションもプリセットだけしか使用することしか出来ないと思われがちですが、
オプションから、「アクションの読み込み・・・」を選択することが出来ます。
ゆがみツール
*写真の加工で、よく使う「ゆがみツール」、PhotoshopCS6では、上部に表示されていますが、エレメンツでは、ここに格納されていました。
詳しい使い方は、「ゆがみツールで、好みの顔に変身」で、紹介しています。
6.Elementsの色調補正ツール
フォトショップだと色調補正の中にあるツールが、エレメンツでは色んな場所にあるので、見つからないという方が多いのでまとめておきます。
「画質調整」 > 「ライティング」
シャドウ・ハイライト 明るさ・コントラスト レベル補正
「画質調整」 > 「カラー」
カラーバランスを補正 色相・彩度 カラーを削除 色の置き換え カラーカーブ 肌色補正
「フィルター」 > 「色調補正」
平均化(イコライズ) グラデーションマップ 階調の反転 ポスタリゼーション 2階調化 レンズフィルター
7.Elementsだけの機能
ここからは、PhotoshopCS6にはない。エレメンツだけに搭載の機能を紹介します。スマートブラシツール
スマートブラシツールでドラッグした場所だけを、簡単に加工できます。
人物:歯を白くする・唇を赤くする・肌色を明るくする・・・
自然:空を青くする・夕焼けを作成する・緑を強調する・・・
などなど。
「スマートブラシツール・概要」・「スマートブラシツール・実践」で、詳しくご紹介しています。
加工後にエキスパートモードで見てみると、調整レイヤーが自動で追加されているのが確認できます。
Photomerge
6種類のPhotomerge(フォトマージ)の機能は、自動で写真を加工してくれるパワフルな機能です。
Photomerge Conpose →「カンタン画像合成(コラ画像)」
Photomerge Group Shot →「集合写真で失敗した時には」
Photomerge Scene Cleaner →「写りこんだ邪魔なものを消したい」
Photomerge Panorama →「全方位パノラマ写真?」
Photomerge Faces →「目を瞑った写真を開ける(2つの顔を合成)」
それぞれリンク先で、ご紹介しています。
グラフィック素材
Elementsには、「背景」「フレーム」「グラフィック」「図形」「テキスト」など、
年賀状や、デザインのレイアウトに使うことが出来る素材が、たくさん入っています。
自分で撮影した写真に素材を加えるだけで、雰囲気の違った画像を作ることができます。
作成ボタン
画面右の、「作成」ボタンを押すと、画面の指示に従うだけで
簡単に様々な作品を作成することが出来ます。
「オリジナルのカレンダーを作ろう」
「クリスマスカードを作ろう」
「スライドショーを作って、公開しよう。」
などで、詳しくご紹介しています。
photoshopCS6と最新版PhotoshopCCとの違いは、
AdobeホームページのPhotoshopCCの新機能のページをご覧ください。
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一度購入して永続的に使用したい場合は、エレメンツを検討してみるのもイイですね。